特集 エビデンスを臨床実践に活かす挑戦—JBIを契機とする臨床実践と研究者の協働
【2 EBPに向けたシステマティックレビューの重要性】
—2-3—大学院でシステマティックレビューを学ぶ必要性
植木 慎悟
1
1九州大学大学院医学研究院保健学部門
pp.220-223
発行日 2021年6月15日
Published Date 2021/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681201877
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本稿では,私が大学院でどのようにSRに出会ったのか,そしてその経験の中でSRの必要性をどのように感じたのかを記し,大学院教育としての課題を明確化していきたい。
まずは,大学院に入学する前からthe Japan Centre for Evidence Based Practice(以下JCEBP)スタッフとして活動する中でシステマティックレビュー(以下SR)に出会い,SRの重要性に気づくまでの時系列を図に示す。この図のように,私がSRを知ったきっかけは大学院の教育の中ではなく,JCEBPスタッフとしての活動によるものであった。この過程を振り返りながら,自分の中でのパラダイムシフトを詳しく述べていきたいと思う。
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