特集 未来語りのダイアローグとオープンダイアローグ─看護研究における「開かれた対話」
講演
Anticipation Dialogues for Integrating Strength and Resources
Tom Erik Arnkil
1,2,3
1前フィンランド国立健康・福祉研究所
2前ヘルシンキ大学社会政策学
3NPO法人ダイアローグ実践研究所(DPI;Dialogue Practice Institute)
pp.104-111
発行日 2018年4月15日
Published Date 2018/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681201487
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本日は,私の考えを発表させていただく機会を与えてくださりありがとうございます。私はこれまで30年間,ダイアローグの開発や構築に取り組み,フィンランド国立健康・福祉研究所の責任者をつとめながら,未来語りのダイアローグ(Anticipation Dialogues;以下AD)を開発するための研究者をしておりました。ADの取り組みにおいては,自治体などの実践家と協働していますが,研究者と実践家とが乖離してしまわないよう,ADの場を一緒につくることを主な仕事としておりました。まずは私がこれまで考えてきたことについて,簡単に説明させていただきたいと思います。
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