学会印象記
The 8th World Congress of International Society for Prosthetics and Orthotics
才藤 栄一
1
1藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学教室
pp.531
発行日 1995年6月10日
Published Date 1995/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107889
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第8回国際義肢装具学会(ISPO)が1995年4月2日から7日にかけてメルボルンにおいて開催された.筆者は,慶應義塾大学工学部の富田豊先生と対麻痺歩行用装具の使用経験とそのハイブリッド化の研究を報告するために出席した.本学会に出席するのは初めてであったので以前の様子と比べることはできず,偏った印象記になることを初めにお断りしておく.
さて,メルボルンはオーストラリアの南東部に位置し,人口300万人程度(オーストラリア第2の都市)の落ちついたまちであった.気候は穏和で,市内には“world's most livable city”という看板が掲げてあったが,あながち誇張ではない.治安もよく街並みも綺麗で,国際学会はこのようなところでするのがよい.学会場にはカジノが併設されており(この学会のために用意されたわけではないが),勉強に飽きたらギャンブルもどうぞという万全のhospitalityであった.
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