特集 若手研究者育成のさらなる進展─海外大学の視察を中心に
視察報告─若手研究者育成の視点
NIHによる若手研究者育成支援─NINRを中心に
真田 弘美
1
,
仲上 豪二朗
1
,
山本 則子
2
,
野口 麻衣子
2
,
副島 尭史
3
1東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻老年看護学/創傷看護学分野
2東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻高齢者在宅長期ケア看護学/緩和ケア看護学分野
3東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻家族看護学分野
キーワード:
米国国立看護研究所
,
National Institute of Nursing Research
,
NINR
Keyword:
米国国立看護研究所
,
National Institute of Nursing Research
,
NINR
pp.107-113
発行日 2017年4月15日
Published Date 2017/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681201352
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はじめに
アメリカのメリーランド州ベセスダに位置する米国国立看護研究所(National Institute of Nursing Research;以下,NINR)は米国国立衛生研究所NIH(National Institute of Health)に27ある研究所・センターのうちの1つであり,1986年に設立されたNational Center for Nursing Research(NCNR)を前身として,1993年に設立された。NIHはアメリカの健康科学に関する最大のリサーチファンディングエージェンシーであり,米国保健福祉省の下位組織である。
今回の訪問では,ファンディングエージェンシーとしての役割と,所内研究(Intramural research: 本特集,pp.133-138参照)の実際について理解を深めるため,1995年よりNINRのDirectorとして活躍されているDr. Patricia A. Gradyへのインタビューを行なった。
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