連載 英語論文を書くということ・1【新連載】
なぜ英語で論文を書くのか─序に代えて
余 善愛
1,2
1University of North Carolina at Chapel Hill School of Nursing
2University of North Carolina at Chapel Hill Center for Health Promotion and Disease Prevention
pp.606-611
発行日 2015年10月15日
Published Date 2015/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681201187
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はじめに
本連載は,英語を第二言語とする保健医療関係者が英語論文を書くにあたって,言葉の壁を乗り越えて,読者に刺激とひらめきを与えるような論文を書くサポートをすることを目的としています。
本連載は,論文を英語に翻訳する方法を教えるものではありません。連載を読んだからといって,英文校正者が不要になるわけではありません。それどころか,おそらく,英文の校正の必要性をもっと感じるようになると思われます。
連載の目的とするところは,英語が日常用語として使われている社会で論文を書くときに使われている方法や考え方を,日本語で説明することによって日本語で考えながら,英語論文の構築をしていくことを余儀無くされている科学者たちを援助することです。その点でまさに,英語論文を書くためのお話です。かなりの部分,論文の書き方に書面を費やします。その結果,例えば投稿した雑誌の査読者が読んだとき,理解しやすく,採用される結果につながると信じます。
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