研究
感覚情報の伝達手段が痛み反応に及ぼす影響—J. E. Johnsonの仮説に基づく実験的研究
加藤 基子
1
1日本看護協会卒後教育部
pp.412-419
発行日 1982年7月15日
Published Date 1982/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681201048
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臨床場面において注射や検査などの痛みを伴う処置をするとき,まえもってなんらかの情報を患者に与える。それはオリエンテーション的なものもあれば,処置前に「すこしチクッとしますよ」と短い言葉かけの場合もある。
痛みを伴う脅威事態に際して,あらかじめなんらかの情報を与えることは,その後の反応に好ましい結果をもたらす。処置前の短い言葉かけでさえ,痛み反応を緩和するのに有効であると思われた。
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