特集 COVID-19に正しく立ち向かうために
COVID-19の予防
ワクチン開発の現状と課題
佐田 充
1
1群馬パース大学附属研究所先端医療科学センター
キーワード:
不活化ワクチン
,
核酸ワクチン
,
ベクターワクチン
,
BCG
Keyword:
不活化ワクチン
,
核酸ワクチン
,
ベクターワクチン
,
BCG
pp.95-97
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika127_95
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Summary
▪COVID-19の制御には検査・治療薬の開発とともにワクチン開発が重要であり,各国でワクチン開発が進められている.
▪有効性が確立したワクチンは存在しないが,英国,米国,中国,ロシア,ドイツなどで第3相試験が始まっている.
▪DNAワクチン,RNAワクチン,ベクターワクチンなどの不活化ワクチンを中心に開発が進んでいる.
▪BCGワクチンに関しても有効性を期待する報告がなされているが,効果については確立していない.
▪迅速なワクチン開発が求められるとともに,有害事象や効果持続期間などの課題にも注意を払う必要がある.
© Nankodo Co., Ltd., 2021