寄稿
看護の学会に参加して—看護研究と概念枠組
川口 孝泰
1
1千葉大学大学院工学研究科建築学(建築人間工学)
pp.244-247
発行日 1987年1月15日
Published Date 1987/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200922
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看護の研究においての概念枠組**の重要性については,以前から議論されている。この概念枠組の使用と明確化については,1950年代以降の看護研究の流れの中に,哲学を背景とした現象の帰納的概念化を図ろうとする動きが活発化し1),現在では概念枠組の有無が,看護研究に対する科学性を評価する糧ともなっている2)。
看護の学会などでも,看護の研究における概念的な枠組の重要性が,しばしば話題となり,多くの議論が行なわれている。これを受けて『看護研究』Vol. 19, No. 4においても,概念枠組の重要性についての特集が組まれている。
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