Conference 素材をめぐって
広い構想の中から的確な研究テーマを
川島 みどり
1
,
高崎 絹子
2
,
倉原 よしみ
3
,
浅川 明子
4
1東京看護学セミナー
2埼玉県立衛生短期大学
3大分医科大学病院
4神奈川県立衛生短期大学
pp.116-130
発行日 1983年4月15日
Published Date 1983/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200748
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浅川 きょうは,倉原さんが神奈川県立看護教育大学校在学中に行ないました看護研究「看護における手」を素材として,この研究がどのように構想されていったのかということと,研究として構想するということはどういう観点に立って考えられなければいけないか,というようなことを検討していただきたいと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。
看護における手の意味や機能については,お話としては雑誌などでも取り上げられていたり,意見を述べられている機会もたくさんあるんですけれども,実際に研究テーマとしてこれをとらえるということは,とても困難だったんじゃないかなと感ずるわけなんです。そこで,まず,倉原さんがどういう動機でこの研究に着手したのかということと,その動機が実際に研究という形をとるまでにどんなプロセスがあったのかということなどを,説明していただきたいと思います。
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