連載 とらうべ
インターネットが開く広い世界
丸山 知子
1
1札幌医科大学保健医療学部看護学科
pp.517
発行日 1996年7月25日
Published Date 1996/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901499
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毎日の新聞やテレビにインターネットという言葉が出てこない日はない昨今です。教育界においても小学校から大学までその利用範囲は広く,多様に用いられています。今やインターネットによって世界が大きく変化しています。なぜこれほど注目され,活用されているかは,インターネットで何ができるのかを調べればわかります。研究分野からショッピングまで驚くほど多様な世界がインターネットによって開かれ,世界規模のダイナミックな社会を構成しています。私はまだそのほんの一部しか利用していませんが,世界の情報をリアルタイムで得ることができたり,世界の看護の人々との交流が自分の部屋で居ながらにしてできるのですから,私にとっては驚きの連続です。
私たちの看護学科では,平成6年に情報処理の教員を中心にインターネットの組織づくりを始め,今年で3年になります。3年前は看護界では一部の病院でのネットワークシステムが報告される程度でしたし,社会でも一部企業や大学で活用される程度だったと思います。ですから,いかに急速に日本のみならず,世界中がインターネットを活用するようになったかということがわかります。現在,本学科ではホームページを開き,大学生や病院のナース,教育関係者など,いろいろな人達と電子・メールを通して交流しています。
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