焦点 看護における実験的研究
座談会
看護研究における実験的研究の意義
大串 靖子
1
,
玄田 公子
2
,
萩沢 さつえ
3
,
前原 澄子
4
1弘前大学教育学部
2滋賀県立短期大学看護学部
3熊本大学教育学部
4千葉大学看護学部
pp.28-40
発行日 1981年1月15日
Published Date 1981/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200634
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前原 看護の研究が最近たいへん活発に行われるようになりまして,いろいろな方が多くの研究をしていらっしゃいますけれども,その方法論については限られたものが多いという感じがいたします。
それで,看護学の学問領域がどういう領域に属するかという議論は別にしましても,自然科学領域ではごく普通に,自然に行われております実験研究という方法論は,看護の研究の中でたいへん少ない方法の1つではないかと考えているわけです。その実験研究の方法がどうして看護研究に導入されないか,また看護の研究の範囲でこの実験研究の占める位置はどういうものか,というのをお考えいただき,いろいろお話しいただきたいと思います。
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