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研究を行うことの意義
石島 旨章
1
Muneaki ISHIJIMA
1
1順天堂大学大学院医学研究科,整形外科・運動器医学
pp.1609-1609
発行日 2021年12月1日
Published Date 2021/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001962
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医師も患者もエビデンスに基づく医療を実践したいと願っている。根拠に基づく医療(evidence-based medicine;EBM)の実践には,日常臨床から常にリサーチクエスチョンをもつことと,その解決に向けた努力を継続することの2つが大切である。この2つが存在するとき,われわれは患者さんを十分に診察し,何が起きているのかを捉える努力をする。そしてもう一つは,先人の知恵を借りる。つまり論文を検索する。われわれがもつ疑問は,大部分が先人も感じた疑問である。したがって,論文を読むことで,その疑問の少なくとも一部は解決される。
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