焦点 事例研究と看護における予測性
実践報告
病院生活に適応困難を示した患者のケア
山崎 泰子
1
,
斉藤 育子
2
,
島田 えみ子
2
,
飯田 澄美子
3
1神奈川県立長浜病院
2神奈川県立看護教育大学校
3神奈川県立衛生短期大学
pp.267-276
発行日 1980年10月15日
Published Date 1980/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200625
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患者の最も身近かにいる看護婦は,今患者がどのような状況で,何を考えているかを知りたいと願いながら日々の業務にあたっている。しかし真にそれを実践のレベルで遂行できているかは疑問である。
ここに紹介する患者は,後述するように,生育歴,社会生活においても非常に特異な状況におかれ,患者自身も自己の病気に対する取り組みが甘く,看護婦の療養指導に応ぜず,わがままなふるまいが多く手をやいた事例である。
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