焦点 事例研究と仮説
Conference・素材
出産にまつわる看護
青木 端子
1
1千葉大学教育学部特別教科(看護)教員養成課程
pp.41-57
発行日 1980年1月15日
Published Date 1980/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200604
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Ⅰ.緒言
看護者の行為が看護といえるためには,少なくとも対象を知らなければならない。ある状況に置かれた対象がどのように行動し,また状況からどのような影響を受けているかを,看護者はどのくらい知っているであろうか。林11)はB. Bulloughの事例研究を取り上げ,この点の反省を求めている。
看護者として最も患者の身近にいると自負する前に,その患者をとらえるべく払われた努力を今一度見つめ直す必要はないであろうか。
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