焦点 事例研究と仮説
座談会
他領域と看護における事例研究の比較
加藤 幸次
1
,
阪上 裕子
2
,
上田 冨士子
3
,
岡堂 哲雄
4
,
高崎 絹子
5
,
平野 かよ子
6
,
中西 睦子
7
1国立教育研究所
2国立公衆衛生院
3学習院大学
4文教大学
5埼玉県立衛生短大
6聖路加看護大学
7神奈川県立衛生短大
pp.23-39
発行日 1980年1月15日
Published Date 1980/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200603
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中西 それでは私のほうから本日の座談会の趣旨説明と,これまで事例研究に取り組んできた経過や現状を簡単にご説明させていただきたいと思います。
日本看護学会で発表される演題の数は,どの分科会も含めて,毎年350から400ぐらいあり,その中で事例研究と呼んでいるものが,その3割強という数字です。それだけの看護婦が実際に事例研究と呼んでるものに取り組んでいるわけですがい演題として出てきたもののスタイルといたしましては,看護に必要と思われる情報を集めてそこから問題発見をして,そしてその問題を解決するような看護計画を立ててケアを行っていく,そしてその経過と結果を考察するというふうな形が大部分です。
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