抄読会
"看護概念の再検討"をめぐって
波多野 梗子
1
,
壁島 あや子
2
,
小野寺 杜紀
3
1日本女子体育大学
2国立病院医療センター付属看護学校
3神奈川県立衛生短期大学
pp.39-52
発行日 1976年1月15日
Published Date 1976/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200448
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小野寺 この本はメリーランド大のコヘラン教授(Evelyn E. Cohelan)に紹介されて,現在の看護が指向しているものにアセスメントがあり,それに参考になるところが多いということから,向こうのテキストブックとして使われているということで興味を持ちました。もし翻訳できるものだつたらしてみたいなということで翻訳したわけですけれども,1冊の本は生まれて初めてだったものですから,その生まれて初めてのことに接したということでむずかしかったということと,それから一つ一つの用語および文章が非常に難解な表現をしているということと,それからformalizationだとかformulationだとかstructuringだとか,あるいはconceptualizingというような,非常に似たような――専門の方に聞いたら,それぞれ違いますよと言われてしまうかもしれませんけれども――用語の不統一,あるいは抽象的なところに非常に困ったということがありました。
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