綜説
胎児仮死における概念の再検討—Latent fetal distressを中心として
鈴木 雅洲
1
,
古橋 信晃
1
Masakuni Suzuki
1
,
Nobuaki Furuhashi
1
1東北大学医学部産科学婦人科学教室
pp.567-570
発行日 1979年7月10日
Published Date 1979/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206074
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最近の胎児管理を含めた産科学の進歩は著しく,種々の胎児情報も容易に得られるようになってきている。high risk pregnancyにおける胎児管理を適切に行ない,娩出時期と娩出法を決定するのが,最近の産科における重要な点と思われる。これらのことにかんがみ,latent fetal distressの診断は,これからの胎児管理上,重要になってくることは自明である。
今回は,混乱しているlatent fetal distressの概念・定義について検討を加え,われわれの見解を示した。
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