研究における追試の重要性を考える
学生の臨床実習の実態からみた臨床指導教師の必要人数を求めた1事例報告
金井 和子
1
,
川上 傅江
1
,
松本 さち枝
1
,
森 育子
1
,
白川 ミサホ
1
,
滝口 美代子
1
,
宇都宮 玲子
1
1日本赤十字社幹部看護婦研修所
pp.137-142
発行日 1973年4月15日
Published Date 1973/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200341
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はじめに
昭和42年に行なわれた"看護婦が学生指導に要する時間"の研究によって,学生指導に対するスタッフの負担が明らかにされ,専任臨床指導者の必要性が認められた。
昭和44年4月1日から,日本赤十字社では,学院に4人の臨床指導教師を置く事が規定され,その活動が注目され始めた段階である。しかし,指導者1人の受け持つ学生数は10人以上の場合が多く,指導者の負担は大きい。従って,学生の要求も満たされていない現状と考えられる。現在までに,科学的裏付けに基づいた人数の割り出しはされていない。
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