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特集 実践科学としての看護学のための理論
第I部 一般理論
シンポジウム"看護における理論開発"
パネルディスカッション
Panel Discussion
アレストラ 敦子
1
1聖路加国際病院
pp.326-332
発行日 1970年7月15日
Published Date 1970/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200202
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Dorothy Johnson Dr. DickoffとDr. Jamesにお聞きします。目標の内容を状況産生理論situation-producing theory――一般的もしくは状況-関連的な意味situation-related senseで――の一要素としてみておられるのかどうかを明らかにしていただきたい。たとえば,White氏は明確にして理想的な医学の目標は,肉体の病いから人類を解放することであると述べています。それは非常に広い意味での"一般的"な目標です。あなたが状況産生理論に言及される場合,この幅広い目標よりも,状況に特に関連深い理論を考えておられるのではありませんか。
James Dlckoffたとえば"看護の目標は患者が状況に打ち勝つことができるようにすることである"というような,一般的な特徴づけで始めることもできますが,それはいったいどういうことを意味するのでしょうか。ある意味では,全く空虚な,取るにたりないものです。いまあなたがしなければならないことは,目標を構成しているさ細なことをものがさず深く突っ込んで読みとることです。
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