研究者とともに
「けいれん発作・異常行動を主訴とする患児の看護と母子関係についての考察」をめぐる検討
渡部 淳
1
,
永峯 博
2
,
斎藤 慶子
3
,
字賀 絹子
4
,
伊東 和子
5
,
上田 礼子
6
1国立小児病院精神科
2神奈川県立小児療育相談センター
3武蔵野日赤病院・こども相談室
4国立小児病院
5順天堂病院・小児科
6東大医学部保健学科
pp.230-249
発行日 1969年7月15日
Published Date 1969/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200143
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司会者のことば
このレポートは小児病棟に勤務する看護婦が,たまたま遭遇した小児患者の心理的問題に興味をもち,日常の看護活動のなかで心理的側面から患者を観察し,援助した結果をまとめて報告されたものである。
初めから研究を意図して行なった仕事でないために,あとで看護研究という観点から検討された場合には,多くの問題が指摘されるのは当然であろう。しかし,看護婦が毎日の多忙な勤務体制にあっても,真に子ども中心の看護を考える場合には,このような問題も取りあげなければならないし,また,取り扱いうるのだということを示している点で意義があると考える。
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