研究者とともに GROUP DISCUSSION
看護学生の研究ををどう指導するか—「看護の出発点—看護婦像について」を中心に
内藤 寿喜子
1
,
金井 和子
2
,
中西 睦子
3
,
伊藤 曉子
4
1慶応大学医学部付属厚生女子学院
2東京女子医大看護短大
3神奈川県立衛生短大
4都立第一高等看護学院
pp.250-261
発行日 1969年7月15日
Published Date 1969/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200144
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看護研究の必要性は,早くから提唱され,取り上げ方の差こそあれ,多くの看護学校では実際に教育課程に研究時間を組み入れ,学習意欲を増し,教育効果をあげているのは事実である。しかし,一方,その必要性を認めながらも,いまだ具体化していない学校,あるいは研究というにはほど遠い研究がなされ,しかも単に研究を行なったという自己満足の段階で終わる活動が展開されている場合もあると開く。
そこで今回は,看護学生の行なった研究(本誌2巻2号掲載)を一つの素材として,その背景を分析し,問題点を抽出することによって,看護学校における看護研究の意義と役割,また研究の指導の一端を担うものとしてのあり方,注意事項などについて考えてみた。
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