焦点 質的研究方法を用いた看護学の学位論文評価基準の作成―大学院博士課程における質的研究方法の教育
学位論文審査委員会の構成と役割―立教大学大学院社会学研究科を例に
木下 康仁
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1立教大学大学院社会学研究科
キーワード:
課程博士
,
論文審査
,
審査委員会
Keyword:
課程博士
,
論文審査
,
審査委員会
pp.357-361
発行日 2009年9月15日
Published Date 2009/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100385
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はじめに
博士論文の審査はどのような形でその評価基準が設けられたとしても,実際の審査を担当するのは審査委員会という組織であるから,その構成や役割が重要となる。ここでは,私が所属する立教大学大学院社会学研究科を例に,この点について考えてみたい。看護学研究科とは異なる部分も少なくないであろうし,他大学はむろん,立教大学においても研究科によってさまざまな違いもあるので,あくまで1つの例としての提示であって,まだ完成しているわけでもない。ただ,課程博士号を3年で取得できることを前提に整備されたものであること,また,審査方式の変更を研究科委員長として行なったので,背景にある考え方を含めて紹介することは看護学研究科にも多少参考になるのではないかと考えている。
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