焦点 科学的な質的研究のための質的統合法(KJ法)と考察法(II)
修論「糖尿病チームケアにおける看護師の調整行為の構造化」の解説と質的統合法(KJ法)による分析/コメント
柳井田 恭子
1
,
正木 治恵
2
1川崎市立井田病院看護部
2千葉大学看護学部
キーワード:
糖尿病チームケア
,
調整行為
,
看護師
Keyword:
糖尿病チームケア
,
調整行為
,
看護師
pp.111-122
発行日 2008年4月15日
Published Date 2008/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100298
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はじめに
本稿をまとめるにあたり,質的統合法(KJ法)を専門とする山浦晴男氏のスーパーバイズを受けながら進めた。まず質的統合法(KJ法)を活用して問題意識を明確にし,文献検討を行なった。これらの所見を踏まえ,研究目的を焦点化してデータ収集を行なった。そして,14名の対象に対して個別分析・全体分析を行ない,最終所見として,糖尿病チームケアにおける看護師の調整行為の構造を明らかにした。本稿では,これらのプロセスに沿って,解説していきたい。
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