焦点 高齢者訪問看護の質指標の開発
扉
山本 則子
1
1東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科
pp.300
発行日 2007年6月15日
Published Date 2007/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100245
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老人訪問看護ステーションの制度化から15年が過ぎた。介護保険法の改正や,新しい医療制度の創設など高齢者ケアシステムをめぐる流れの中で,高齢者およびその家族に対する訪問看護の明確な位置づけと質の保証が必要とされているように思われる。
一方,看護学の研究活動も,看護系大学・大学院の増加とともに急速に発展してきた。さまざまな研究方法が試みられ,確かな技術をもつ研究者集団が形成されつつあると感じる。このような状況の中いまあらためて,研究方法の種類を越えて,研究目的に照らして最善の方法を用い,目的にかなう成果を得る研究過程,そして研究成果を実践現場に還元する道筋への注目が必要であるように思う。
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