焦点 修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチをめぐって
修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(M-GTA)について聴く―何を志向した方法なのか,具体的な手順はどのようなものか
木下 康仁
1
,
萱間 真美
2
1立教大学社会学部
2聖路加看護大学
pp.349-367
発行日 2005年9月1日
Published Date 2005/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100025
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用いるにあたってまず理解してほしいこと
萱間 本日は修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(以下,M-GTAとする)について,『グラウンデッド・セオリー・アプローチの実践─質的研究への誘い』(木下康仁著,弘文堂,2003年)という本をもとにして,木下先生にうかがっていきたいと思います。M-GTAは,この方法を用いて書かれる学位論文を目にすることも増え,海外でも知られるようになりました。研究結果の活用,論文の指導,審査,査読等を行なう上で,この方法の特性を理解しておくことの必要性を感じています。
改めてこの方法論を提唱された動機をお聞かせください。
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