スコープ
大学院指導改革に向けて―ミシガン大学大学院看護学博士後期課程の教育からの示唆
森 恵美
1
,
手島 恵
1
,
SeoAe Yeo
2
,
Richard W. Redman
3
1千葉大学看護学部
2School of Nursing, University of Michigan
3Doctoral & Post-Doctoral Programs, School of Nursing, University of Michigan
キーワード:
「魅力ある大学院教育」イニシアチブ
,
博士後期課程教育
Keyword:
「魅力ある大学院教育」イニシアチブ
,
博士後期課程教育
pp.333-336
発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100023
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はじめに
2004(平成16)年度に,文部科学省概算要求事項として,社会ニーズにマッチした創造的な大学院教育の展開支援「魅力ある大学院教育」イニシアチブ(当時仮称)という競争的資金が計画されているという情報を得た。この競争的資金の審査の視点は,・現代社会の新たなニーズに応えられる体系的な教育課程の編成,・教育研究の活性化,・教員による教育研究指導である。これらの3つの実績を重視しつつ,その実績を基にした今後の教育取り組み計画の実現性を審査することが公表されている。そこで,本学大学院のこれまでの実績を整理してこれに応募するために,2004年度看護学部長裁量経費による助成を受けて,学部間協定を締結しているミシガン大学看護学部を訪問し,大学院教育,特に博士論文指導について情報を収集した。それに基づいて大学院指導改革を検討したので,ここに報告したい。
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