特集 妊娠中の体重管理と栄養
扉
pp.221
発行日 2023年6月25日
Published Date 2023/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665202145
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妊娠中の体重増加量が少なすぎる場合,早産や低出生体重につながることが指摘されています。低出生体重が長期予後に影響を与えることも懸念されるなか,2021年には「妊婦の体重増加指導の目安」が改定され,やせ〜普通体重の妊婦で以前よりも増加の幅が広がり,さらに「個人差を考慮したゆるやかな指導」が推奨されるようになりました。
日本の妊娠・出産年齢の女性は,諸外国と比べても「やせ」の割合が高く,「摂食障害」と診断されていなくても食行動の困難を抱えていることがあるといわれます。そのような女性たちに,妊娠中の体重管理は,どのように捉えられているのでしょうか。
本特集では,周産期メンタルヘルスにも留意しながら望ましい体重増加量を実現し,さらに妊娠・出産が女性自身と家族の心身の健康につながることをめざして,「妊娠中の体重管理と栄養」に関わる最新の知見をまとめました。次の妊婦健診から意識してみると,妊婦さんの反応が変わるかもしれません。
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