特集 切れ目ない支援を実現する 産前・産後の訪問看護
[事例で知る 産前・産後の訪問看護でできること]
⑤自分らしさを大切にしながら家族が共に生活していくための産後訪問看護の利用—状況に応じてチームが形を変えながら協働する
本末 舞
1
1東京女子医科大学病院
pp.408-413
発行日 2022年8月25日
Published Date 2022/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665202040
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
当院は1908年に開院し,1193床,約50の診療科を有する高度な医療を提供する施設の1つです(2021年4月現在)[表1]。基礎疾患を有する妊婦の出産が7割以上を占めているため,疾患を持ちながらも安全に育児を行っていけるよう調整する役割があり,日頃から多領域や多職種との連携の機会が多くなっています。
このたび,妊娠期にもやもや病による再出血を起こした妊婦に対し,多職種連携を通し訪問看護等を活用して自宅での生活と児の養育を可能にすることができました。複雑で解決困難な事例に対し,訪問看護の利用にあたってのポイントを述べていきます。なお,本稿の執筆にあたっては,ご本人より掲載の許可をいただいています。
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.