特集 COVID-19流行下の助産ケア
扉
pp.7
発行日 2022年2月25日
Published Date 2022/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201964
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2020年3月にWHOよりパンデミックが宣言された新型コロナウイルス感染症(以下,COVID-19)は,妊娠・出産にも大きなインパクトを与えました。同年の合計特殊出生率は過去最低を記録し,出産準備教室や立ち会い出産,面会の休止が広がり,分娩方針や産後のケア,母乳育児にも影響を与えました。
語り合い,手で触れ,そばにいることで女性と関係を築き,支援するという助産の在り方は,感染対策と対立するかに見えました。しかしそんな中でも,現場の助産師たちは,最大限のケアで女性と赤ちゃんを支えてきました。
本特集では,感染拡大の状況の中でどのように感染症対策と寄り添うケアのバランスを判断し,実践したかについて,現場からの報告を中心に掲載します。このような状況だからこそ発揮される助産師の力を,読者の皆さまと共有したいと思います。
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