特別記事
進化するリプロダクティブ・ヘルス&ライツと助産師の役割—塚原久美さんに聞く
pp.766-772
発行日 2021年10月25日
Published Date 2021/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201903
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2021年7月2日,厚生労働省から日本産婦人科医会および日本産科婦人科学会に対し,人工妊娠中絶・流産手術について,WHOが安全な手術方法として推奨している「吸引法」を会員に対して周知するよう協力依頼が出されました(子母発0702第1号)。この通知の背景には,人権としてのリプロダクティブ・ヘルス&ライツの保障という観点から,安全な中絶や避妊を当たり前の権利として求める声が,日本でも高まっている現状があります。
そこで本稿では,リプロダクティブヘルス&ライツという世界標準の視点に立って日本の中絶の状況について解説し,その中で助産師に期待される役割について考えます。
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