WHO NEWS
国際基準と比較して見る日本のセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ
聖路加国際大学WHO看護開発協力センター
pp.57-57
発行日 2023年2月20日
Published Date 2023/2/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000000700
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- 文献概要
1994年にエジプト・カイロで行われた国際人口開発会議(ICPD:International Conference on Population and Development)では、行動計画の中に初めて「セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR:Sexual Reproductive Health/Rights)」が盛り込まれた。これは「人々が安全で満ち足りた性生活を営むことができ、生殖能力を持ち、子どもを産むか産まないか、いつ産むか、何人産むかを決める自由を持つ」ということを意味している。この概念では、女性の健康は母子保健にとどまらず、生涯を通じた性と生殖の健康/権利が保障されるものであるとされ、女性の健康に関する重要な概念のパラダイムシフトとなった。
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