連載 続・いのちをつなぐひとたち・21
青木信彦さん
pp.633-636
発行日 2020年9月25日
Published Date 2020/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201605
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揺さぶられっ子症候群と間違いやすい「中村Ⅰ型」を知ってほしい
児童虐待の「冤罪」が注目され始めている。子どもを暴力的に揺さぶって「乳幼児揺さぶられっ子症候群」(SBS)を発症させたと起訴され,親子分離となったケースに無罪判決が相次いだため,判断基準の妥当性が問われているのだ。一方で,「疑わしきは罰せず」ということでは虐待を見逃してしまい,子どもを危険にさらすとの意見もある。
論争は決着がつかないが,子育てに関わる助産師としては,SBSと混同しやすく冤罪につながりやすい「中村Ⅰ型」と呼ばれる症状を知っておくと判断に役立つかもしれない。中村Ⅰ型に詳しい脳神経外科医の青木信彦さんにお話を伺った。
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