特集 助産師が活用したい,出産・育児のためのマインドフルネス
扉
pp.165
発行日 2020年3月25日
Published Date 2020/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201478
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私たちは無意識にあれこれ考えて,脳を疲れさせていると言われています。私たちの意識を「今,ここ」に向けることで脳を休息させる訓練が,マインドフルネスストレス低減法です。その概念を,妊娠・出産に備える妊婦とパートナーを対象に応用したのが助産師のナンシー・バーデキー氏であり,彼女はこれをマインドフルバーシング(Mindfulness-Based Childbirth and Parenting:MBCP)プログラムとして開発しました。
妊娠・出産は予期せぬ出来事にぶつかることもありますが,それを受け止め,あるがままに迎え入れるための知恵とスキルをMBCPプログラムの中で身に付けます。そこで得られた出産のより良い体験は,育児にも反映されます。特集では,助産師を通して多くの妊婦さんに知ってもらいたいMBCPプログラムの基本をご紹介します。
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