連載 地域助産師&施設助産師&保健師がつながれば笑顔が広がる 「助助っぽ連携」を始めよう!・10
母乳外来で涙!家庭の事情で精神的に追い詰められていたIさん
今村 理恵子
1
1森田助産院
pp.62-66
発行日 2020年1月25日
Published Date 2020/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201450
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助産師会と自治体の災害協定
この原稿を書いている時に,台風19号が各地で猛威を奮いました。東京都助産師会は東京都と災害協定を結んでいます。何かあったらすぐ動けるようにとテレビにかじりつき,ツイッターや各地の自治体の公式サイトなどを確認し,情報を集めました。しかし,遠くの情報は入るのに,自分の地域の情報が全く入りませんでした。結果的には助産師として直接動くことは無かったのですが,これでは助産師会の連絡網も役に立たないと感じました。現在の被害状況を知ることができる方法を,何か考えなくてはいけません。
まだどうしたらいいか分かりませんが,「助助っぽ連携が役に立つのではないか」とおぼろげながら感じています。災害時の地域の情報は行政(自治体)が一番把握していると思います。助産師が行政と直接つながると物事がスムーズに進むことは,産後ケア事業が実証しています。このつながりを災害時に活用するにはどうしたらいいのでしょうか。
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