連載 地域助産師&施設助産師&保健師がつながれば笑顔が広がる 「助助っぽ連携」を始めよう!・11
直接母乳ができずに悩み,産後ケアを利用したJさん
今村 理恵子
1
1森田助産院
pp.136-140
発行日 2020年2月25日
Published Date 2020/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201470
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地域における「母乳育児の悩み」
私事ですが,2019年度(第41回)の「母子保健奨励賞」「毎日新聞社賞」をいただきました。これもひとえにお世話になった地域の方々や助産師会の方々,そして助産所を開業できるという助産師の権利を今につないでくださった諸先輩方のおかげです。
今回の受賞は,森田助産院(以下,当院)として,祖母が,母が,助産師が助産師であるために長年尽力してきた67年の歴史を,私が受け継いだことが評価されたのだと思っています。曽祖母が産婆として道を開き,祖母が助産師となって戦時中を生き抜き,今の場所に施設を構え,地域の助産所としての地位を確立したこと。母が助産師として当院を引き継ぎ,それを継続し,「東京都では一番歴史のある助産所」となって地域での信頼を得たこと。それらの全てを受け継いでさらに発展を目指すために,この受賞があるのだと感じています。
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