今月の主題 プライマリケア医が主役―膠原病・関節リウマチの早期診断・早期治療
膠原病を疑ったときの診断の進め方
膠原病に焦点をあてた身体所見の取り方
膠原病を追い詰める特徴的な全身所見
牛山 理
1
,
長澤 浩平
1
1佐賀大学医学部内科
pp.52-55
発行日 2008年1月10日
Published Date 2008/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103170
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ポイント
●問診に際しては,局所/全身,末梢性/中枢性,急性/亜急性/慢性かなどに留意する.
●発熱性疾患では,できるだけ熱型を観察・確認する.
●膠原病による間質性肺炎に伴うfine crackleは両下肺野背側で聴取されやすい.
●動脈硬化に乏しい梗塞では,抗リン脂質抗体症候群を疑う必要がある.
●「まず疑う」ことが診断につながりやすいが,感染症や腫瘍性疾患にも注意したい.
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