特別記事
—マイ助産師制度の実現に向けて—産婦人科医院とのオープンシステムを構築
松浦 照子
1
1出張さんばステーション日野春 松浦助産院
pp.298-303
発行日 2019年4月25日
Published Date 2019/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201239
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私は出産ケア政策会議の第2期研修生です。何度か『助産雑誌』にも記事が掲載されましたが,出産ケア政策会議とは,日隈ふみ子氏(佛教大学教授),古宇田千恵氏(日本妊産婦支援協議会りんごの木代表),ドーリング景子氏(オークランド工科大学博士課程)らBirth for the Future(BFF)研究会が主催する研修会です。2017年5月から始まり,出産の在り方を制度・政策面から支えるために,女性のニーズに沿った政策転換を目指して議論をしてきました。
その議論の中から,「マイ助産師制度」が提案されました。これは,すべての妊産婦に,妊娠初期から分娩,産後のケアを同一の助産師が行うことを保証する制度です。現在,私が嘱託医と共に行っているオープンシステムが,そのマイ助産師制度を具現化していると思いますので,その実践内容をご紹介します。
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