特集 地域の診療所で働く
オープンシステムで医師と助産婦が連携
松峯 寿美
1
,
窪田 吹子
1東峯婦人クリニック
pp.962-964
発行日 1986年11月25日
Published Date 1986/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206996
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助産院のよさを医院にも
安全性も人間性も
最近,オープンシステムという言葉をよく耳にします。これは米国において始められた形態で,一般開業医が自分の診療所では扱うのがむずかしい状態の患者さんを,提携している,入院および手術設備のある病院に連れていき,その病院のスタッフとともに治療を行なっていくというシステムです。
このシステムにより,医師個人が多額の設備投資を必要とせずに,常に必要なだけの看護要員を確保でき,複数の医師による診察も行なうことができます。その結果,より冷静に,客観的に患者の状態を把握できること,患者にとっては今まで診てもらっていた医師がいるという安心感による信頼関係の維持など,メリットは大きいといえます。
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