連載 現場が変わる! チームに働きかける母性看護CNSの実践・3
チームで実践,ウィメンズヘルスを支える継続支援—選択性緘黙のある妊婦への関わりを通して
吉森 容子
1
,
松浦 和枝
2
1社会福祉法人恩賜財団済生会支部新潟県済生会三条病院
2淀川キリスト教病院
pp.222-227
発行日 2019年3月25日
Published Date 2019/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201223
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[事例]
友田さん(仮名),24歳,初産婦。夫(46歳)とは1年前にSNSで知り合った。もともと実父母との関係性が悪かった友田さんは,次第に実家に帰らなくなった。夫と義母と暮らし4カ月が経過した頃,内科受診時に妊娠を指摘され,クリニックを受診し妊娠22週の診断を受けた。友田さんと会話できるのは夫のみで,意思疎通困難,発達障害疑いのため当院へ紹介となった。初診時に担当した外来助産師から,友田さんと会話ができないため直接対応してほしいと依頼を受け,母性看護専門看護師(以下,CNS)が介入することになった。
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