連載 助産研究をしよう 基本を押さえて臨床で活かす!・6
さまざまな研究デザイン(2)—量vs.質,そして統合へ
福澤(岸) 利江子
1
1筑波大学医学医療系
pp.484-489
発行日 2016年6月25日
Published Date 2016/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200506
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前回は,研究デザインとは何かについて,それは例えば料理で言えば,肉じゃがを説明する時に「和風で,煮込みで,……」と,どんな料理にも共通する言葉を使って説明するようなものだということをお話ししました。
研究デザインを説明する用語には,介入の有無について「介入・観察」,データ収集のタイミングについて「横断・縦断」,研究の時点でデータが未来か過去かにより「前向き・後ろ向き」などの言葉がありますが,「量・質」という分け方は,特によく使われる分け方なので読者の皆さんにもおなじみかもしれません。今回は,量的研究,質的研究,そして近年発達している混合研究法について取り上げたいと思います。
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