連載 助産研究をしよう 基本を押さえて臨床で活かす!・5
さまざまな研究デザイン(1)—研究方法を端的に説明するための切り口
福澤(岸) 利江子
1
1筑波大学医学医療系
pp.404-408
発行日 2016年5月25日
Published Date 2016/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200486
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前回までは,自分が興味のあるトピックについて過去の研究論文を中心にさまざまな文献を読み,リサーチクエスチョンを設定するプロセスの大切さと難しさについてお話ししました。ここからは,定めた問いに取り組むための研究方法の組み立て方に移ります。
前半は,またしても「そもそも研究とは」の話に戻ります。研究とは,決められた手順やマニュアルに従って形を整えるものではなく,研究の原則を応用しながら自由に自分で考えて進めるものです。研究における理論と因果関係の重要性を理解しておくと,今後,研究のプロセスで「こっちがいいの? それともこっち?」と迷った時に,きっと役立つと思います。もう少しだけお付き合いください。
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