連載 周産期の生命倫理をめぐる旅 あたたかい心を求めて・3
なぜ生命倫理が医療・看護において重要になってきたか(Ⅰ)
仁志田 博司
1
1東京女子医科大学
pp.250-253
発行日 2013年3月25日
Published Date 2013/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665102426
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はじめに
前回は,私が周産期医療に従事する中で「なぜ生命倫理を学ぶようになったか」という個人的な話をした。今回は,みなさんが携わっている医療現場で生命倫理が必要となってきた背景を2回に分けて取り上げ,生命倫理的素養がなければ適切な医療を提供できない時代になってきたことを伝えたい。
最初に,例によって忘れ難い症例を提示する。
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