連載 助産院のごはん・22
あごら助産院―食事は健康の基本。妊娠中だけではなく,ずっと気を配りたいもの
畑中 郁名子
pp.869,930-933
発行日 2011年10月25日
Published Date 2011/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665102019
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妊娠中だけではなく,健康に人生を送るためにはバランスのよい食生活が大切という院長の渡辺せいさん。料理が大好きで,健診や産後の集まりでは自家製おやつや食事を出して,おしゃべりをする場を提供する。食べながらだと,自然に食の話題が増えるため,参加者同士も作り方やコツを共有し合えるからだ。わいわいとしゃべりながら,どんなふうに食を伝えているのか。930ページで紹介する。
自家菜園のとれたて野菜で毎日の食卓を彩る
あごら助産院の院長・渡辺せいさんの朝は早い。午前4時には起床し,畑の手入れをすることから始まる。助産院と隣接する自宅をつなぐ一角にある畑には,しそ,モロヘイヤ,おくら,とうもろこし,いちじく,ゴーヤ,かぼちゃ,ズッキーニ,みょうがなど,旬の野菜がところせましと植えられている。玄関先にはブラックベリー,リビングの窓一面には緑のカーテンが広がる。秋にはさつまいもや里芋,ごぼうなどの根菜,冬には大根や白菜,春はキャベツやソラマメなど四季折々の野菜を庭で生産しているのだ。
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