連載 助産院のごはん・21
助産院ベビーヘルシー美蕾―妊娠中から授乳期の女性の食事は赤ちゃんの食事でもある
畑中 郁名子
pp.761,846-849
発行日 2011年9月25日
Published Date 2011/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101997
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妊娠中から授乳期にかけての女性の食事は,血液を介して赤ちゃんにも影響がある。「ママの食事は,赤ちゃんの食事」と院長の瀬井房子さんは言う。入院中の食事も,産後の女性に出す食事であると同時に「赤ちゃんに出す食事」ととらえ,添加物を極力控えた国産の食材や自家菜園の旬の野菜をたっぷりと使う。健診時や産後,どのように食の大切さを伝えているのか。846ページで紹介する。
2つの胎盤の写真を見比べて食の大切さを伝える
助産院ベビーヘルシー美蕾では,開業以来,出産教室で食について伝えるクラスを開催している。クラスの前半は栄養士が,後半は院長の瀬井房子さんが食の大切さを伝える。「ただ言葉で伝えるだけではピンとくる人が少ない」と感じて,10年前から教室の前に普段の助産院の昼食を提供し,栄養士とともに食べながら話す時間も追加した。
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