特集 現場からの変革―専門看護師,チームとともに挑戦中!
【コラム】母性看護専門看護師について
三田村 七福子
1
1小阪産病院
pp.800-801
発行日 2011年9月25日
Published Date 2011/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101986
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
- サイト内被引用
専門看護師
専門看護師(以下,CNS)とは,日本看護協会が看護のスペシャリストとして認定している資格であり,「複雑で解決困難な看護問題をもつ,個人,家族,および集団に対して,水準の高い看護ケアを効率よく提供すること」「保健医療福祉の発展に貢献し,看護学の向上に寄与すること」が求められている1)。がん看護・精神看護・地域看護など計10分野においてCNSが誕生しており,現在の登録数は612名に及ぶ。
大学院修士課程での指定科目などの履修が必須となるが,その内容は,「実践」「相談」「調整」「倫理調整」「教育」「研究」といった6つのCNS機能を網羅するものとなっている。そして修了後,書類審査(実践内容や業績等)と筆記試験を経て認定に至るが,そのほかにも実践経験の年数などの受験資格が課せられている。また,5年ごとの更新審査もあり,認定時と同様の書類審査が行なわれる。
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.