レポート
潜在助産師の声―「潜在助産師のための再チャレンジ支援プログラム」に参加した立場から
窪田 理珠
1
,
石橋 紀子
2
1天使大学大学院看護栄養学部
2北海道医療大学
pp.68-73
発行日 2011年1月25日
Published Date 2011/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101800
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はじめに
ここ数年,わが国の母子保健の危機的状況が社会問題になっています。母子保健活動で重要な役割として期待されている専門職の1つが助産師です。しかし,資格を持ちながらも,さまざまな理由で未就業の助産師が存在しているというのが現状です。私たちも個々の理由で,助産師の職から一度離れました。いつかは再就業したいと思う一方で,さまざまな不安があり自信が持てずにいました。日々変化する周産期医療の現場に復帰するだけの最新の医療知識をどのように習得したらよいか,また仕事と家庭の両立,体力面などを考えると,なかなか再就業への一歩が踏み出せませんでした。
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