連載 あるある いるいる,そのケース 妊婦健診とらのまき・1【新連載】
想定外の妊娠,25歳OL【前編】
山本 詩子
1
,
伊藤 充代
1
1山本助産院
pp.542-545
発行日 2010年6月25日
Published Date 2010/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101671
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連載のはじめに
当院には,助産師外来や院内助産を開設するにあたり“開業助産師の技を学ぶ”という目的で,病院に勤務する助産師たちが研修に訪れます。それは,産科医師の代行をするといった考え方ではなく,助産師が主体的に“本来の助産師の役割”を取り戻そうとしているようにも思えます。つまり,産科医師の指示のもとによる助産活動から,助産業務の自立に向けて動き出そうとしています。
助産師は妊産婦の1人ひとりを尊重しながら十分な時間をかけ寄り添い,丁寧なケアとかかわりを持つことを心情としています。そして家族のように見守り,親身になって女性の心と身体に配慮し,尊厳あるお産をめざしているのです。
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