連載 助産院のごはん・5
助産所 サンバハウス―身体だけではなく心も健康に。精進料理を食べながら学び語り合う「食事会」を開催する
畑中 郁名子
pp.387,450-453
発行日 2010年5月25日
Published Date 2010/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101656
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助産所長の斉藤悦子さんは,開業助産師として活動していた今から約15年前に,入院中に出す食事はもちろん,自らの食事にも肉や魚など動物性の食材を使うことを一切やめ,植物性の材料だけでつくる精進料理に切り替えた。その理由や背景を450ページでリポートする。
動物性の食事をやめて植物性の食事へ。きっかけは1人の女性の分娩介助
玄関を上がると,木のブランコや滑り台,絵本が楽しめる空間「こども広場」が広がる。サンバハウスは,天然木でつくられた,天井の高い一軒家だ。
調理スタッフの1人,田邊和実さんは3児の母。サンバハウスとの出会いは,約12年前の長男の出産である。ほかの調理スタッフも,ほとんどがここでの出産経験の持ち主だ。
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