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『ベッドサイドの新生児の診かた 改訂2版』
箕浦 茂樹
1,2
1国立国際医療センター戸山病院臨床検査部
2国立国際医療センター戸山病院産婦人科
pp.150
発行日 2010年2月25日
Published Date 2010/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101604
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本書は2004年刊行の初版に,新生児医療の変遷に伴って必要な箇所が加筆,改訂されたもので,全体の基本的な構成は初版を踏襲しており,大変読みやすい本である。最近の本の例に漏れずカラフルであることはもちろんのこと,各章の冒頭に要点を箇条書きにしてまとめてあるのは,読む者にとってポイントをつかむのに非常に役立つ。また正常新生児について詳述してあることは,掲載されている多数の写真とともに,筆者のような産科側の人間にとっても大変役に立つ本である。
本書の特徴の1つは,構成が産科側の周産期医療専門家による胎児診断から始まっていることで,胎児・新生児を連続的にとらえることができ,疾患の理解に役立つとともに,産科・小児科合同カンファレンスなどに際し,共通の理解の上に立ったディスカッションをするための素地を作るのに大変有用である。
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