今月の主題 下痢と便秘
下痢の診断的アプローチ
ベッドサイドの下痢の診かたと便検査
河原 弘規
1
,
小林 寅喆
2
1佐々総合病院内科
2東海大学医学部口腔外科
pp.1424-1427
発行日 1999年9月10日
Published Date 1999/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906164
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●下痢のなかには保健所に届け出が必要な疾患もあるので,問診は確実に行う.
●身体所見では,まず脱水と貧血の有無を判断する.
●下痢の腹部触診では,炎症が腸管の漿膜側に及べば反動痛が出現することがある.
●採取された検体(便)は,冷蔵庫で数日保存が可能である.
●下痢の細菌学的検査では,一般的にはサルモネラ,シゲラ,ビブリオ,カンピロバクター,病原性大腸菌を目的菌として培養を行っている.
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